2024.7.27-28
「マッハ車検GR Supra GT4」は、7月27〜28日にオートポリス(大分県)で開催された
ENEOS スーパー耐久シリーズ2024第3戦「スーパー耐久レース in オートポリス」に参戦。
チーム地元のイベントにおいて激戦区のST-Zクラス11台中3位で表彰台を獲得した。
予選:8位 / 決勝:3位
福岡に本拠を置くTeam Noah(代表:清瀧雄二)は、“九州に元気を!九州のモータースポーツにもっとワクワクを!“を合言葉
に九州のレーシングチームとして2018年よりS耐に参戦を開始。2021〜22年はホンダ・シビックTCRでST-TCRクラスチャンピオンを獲得した。
昨年は車両をGR Supra GT4 EVOにスイッチし、敢えて激戦区クラスであるST-Zクラスへクラス替えをして多くのデータを収集した。
今季はGR Supra GT4 EVOの新車を投入。新たなスポンサーを迎え、車名、カーナンバーも変更し、金丸ユウをエースドライバーに迎えた。
今回は熊本在住の塚田利郎、金丸、大分出身の森田真心(こころ)、ST-3クラスで鍛えた冨田自然(あるが)の計4名でレースに臨んだ。
今回のオートポリス5時間レースに出走した車両は、7クラス37台。ST-Zクラスは、GRスープラ、Z、ポルシェ・ケイマン、メルセデスAMG、アウディR8と国内外のGT4マシン5車種計11台が出走した。
27日は朝から雲は多いものの真夏の晴天。公式予選はA、Bドライバー2名のベストタイム合算で争い、塚田と金丸のタイム合算の結果、クラス8位、総合15位となった。またチームの地元でのレースということもあり、予選日から大勢のファンや関係者がTeam Noahのピットやグリッドを訪れチームにパワーを与えてくれた。
5時間の決勝レースは、気温34℃、路面温度50℃を超える28日の11時にフォーメーションラップがスタートした。ステアリングを握るのはオートポリスを走り慣れた塚田で、最初にジェントルマンドライバーの義務周回時間1時間15分をクリアして、若手につなぐ作戦を採った。クラストップから離されないような走行を目指した塚田は、慎重な運転のため順位はクラス11位へ落とすことになったが、確実に次のドライバーにつなぐべくステディな走行を続けた。
スタートから1時間が経過するあたりでST-Zクラス車両のアクシデントが発生し、セーフティカー(SC)が導入され、塚田は1時間15分が経過するタイミングでピットイン。
SC導入前や導入後すぐにピット作業を済ませたチームもあり、塚田は順位を7位に上げて34周でピットへ入ると、作業もミスなく終え冨田に交代し6位でコースへ戻った。
SCが先頭から離れると冨田は37周目に5位、44周目に4位と順位を上げ、前を走るGTドライバーよりも速いペースで周回。
3位との差をジワジワと縮めていった。そして64周でピットイン、ここでバトンを森田につないだ。
このピット作業も順調にこなし森田は6位でコースへ。1台がルーティーンのピットインをすると森田は5位、
さらには87周目にずっと引っかかっていた1台をかわし4位に順位を戻した。
さらに3位の車両がルーティーンのピットを済ませるとついに表彰台圏内の3位に順位を上げることになった。
109周で最後のピットインをして、アンカーの金丸へ。この作業中に順位は5位へ落ちたが、
116周で4位の車両がピットインすると3位の車両とは18秒差となった。3位の車両のドライバーはジェントルマンで、金丸のペースが3〜4秒も速い。
2台の差が10秒近くに縮まった120周目のさよりんブリッジの手前で3位の車両がコースアウトを喫し、金丸はこれで難なく3位へ浮上。
142周をトラブルなく走り切りクラス3位、総合8位でチェッカーを受けた。参戦車両をスープラに変更し参戦クラスもST-Zとなって2シーズン目。
昨季は準備の年として車両の確認やセッティングの煮詰めに費やし迎えた地元のレースで、激戦区の3位表彰台という結果を残すことができた。
次の第4戦は栃木のツインリンクもてぎで9月7〜8日に5時間レースとして開催される。
MEDIA RELEASEはこちら(PDF)
塚田利郎:
展開に恵まれましたが、若い3人のドライバーに助けられました。路温の熱でタイヤのグリップが落ち、高速コーナーできつかったしブレーキもなかなか止まってくれず、しんどいと思っていた時にSC導入になりました。最高の結果です。次からは応援に回ります
金丸ユウ:
水曜からセット出しを重点的にやってきました。決勝では僕がやることはもうほとんど何もありませんでした。プッシュしている後半もペースは悪くありませんでした。現状すべてを出しての表彰台だったと思います。チームの地元で表彰台に立てて良かったです
森田真心:
地元のレースということで最低でも表彰台を目標にしていましたのでそれはうれしいのですが、優勝には実力が及ばず悔しい気持ちがあります。残り4戦でしっかり成長して来年またここに戻ってくる時は表彰台の一番上に立てるように頑張ります
冨田自然:
スタートの位置はいまいち芳しくなかったのですが、スタートからトラブルもなくみんないいペースでミスなくバトンをつなぎ続けた結果、みんなの努力が結ばれたレースになりました。みんなで粘って走った結果だと思います。多くの応援も力になりました
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