2023.7.29-30
ENEOS スーパー耐久シリーズ2023 supportedby BRIDGESTONEに参戦する「Team Noah GR Supra GT4」は、
7月29〜30日にオートポリス(大分県)で開催されたシリーズ第4戦「S耐 スーパー耐久レース in オートポリス」のST-Zクラスに参戦。
激戦区のST-Zクラス8台中7位でゴール。5時間レースを完走したことで、シリーズ後半で戦うためのデータを多く収集した。
予選:6位 / 決勝:7位
福岡に本拠を置くTeam Noah(代表:清瀧雄二)は、“九州に元気を!九州のモータースポーツにもっとワクワクを!“を合言葉に
九州のレーシングチームとして2018年よりS耐に参戦を開始。2021〜22年はホンダ・シビックTCRで、ST-TCRクラスチャンピオンを獲得した。
今季はマシンをGT4規定のGR Supra GT4 EVOへ替え、クラスも毎戦10台近くがエントリーする激戦区のST-Zクラスへステップアップ。
今回は熊本の塚田利郎、蘇武喜和、大分の小串康博、そして長崎の久保正孝と九州出身3名を含む計4名で5時間レースに臨むことになった。
またこのレースからレインタイヤもブリヂストンを履くことになった。
今回の5時間レースに出走した車両は、7クラス41台。ST-Zクラスは、GRスープラ、新型Z、ポルシェ・ケイマン、アウディR8と国内外のGT4マシン4車種計8台となった。
28日朝に行われた専有走行では、エアコンのトラブルのために多くを走ることができず満足なセットアップを得るための時間が不足。それでも午後と29日朝のフリー走行では周回を重ね、セッティングを煮詰めることができた。
29日は晴れ/ドライのコンディション。公式予選はA、Bドライバー2名のベストタイム合算で争い、塚田と蘇武のタイム合算の結果、総合13位、クラス6位となった。また小串、久保も難なく基準タイムをクリアした。
30日は朝から雨だったがやがて上がった。決勝レースの前に行われたウォームアップ走行はウェット路面だったものの、
決勝レースまでにはほぼ乾き、11時3分にレースがスタートした。
まずは塚田がステアリングを握り慎重に周回。序盤は21号車アウディや19号車ポルシェとバトルを演じながら
Aドライバーの義務周回時間75分を経過した37周でピットイン。ここで蘇武に交代し8位でコースへ戻った。
蘇武はチームのベストタイムとなる2分2秒311をマークし、19号車ポルシェをかわし追い上げを図った。
蘇武は83周でピットインしてオートポリスを熟知する小串に交代。富士24時間以来となるGRスープラのドライブとなった小串は
7位でコースに出るとポジションを守って周回。112周で最後のピットインをしてアンカーの久保に交代した。
一昨年の富士24時間以来のチーム合流となった久保は、初めてのGRスープラドライブでもあり、
終盤に21号車アウディのGTドライバーにかわされたものの、無事5時間を終えてチェッカー。
総合14位、クラス7位で大きなトラブルもなく完走を果たした。
今回はFCY(フルコースイエロー)導入のタイミングが合わず有効に利用することができなかったが、
このレースでも新たな課題を見つけることができた。そしてそれを次戦以降へつなげていく。
次の第5戦は9月2〜3日にモビリティリゾートもてぎ(栃木県)において、5時間レースとして開催予定。
MEDIA RELEASEはこちら(PDF)
塚田利郎:
今年はこれが最後のレースでした。今回もスタートを担当しましたが、スタートからスパートをかけるチームが多くて逃げられてしまいました。21号車アウディとバトルができましたが、中盤以降はひとり旅でした。それでも速いスープラの後ろで動きを観察することもでき、私たちに足りないものも見えて来ました。これをシリーズ終盤、そして来季につなげていきたいです
蘇武喜和:
予選の後に決勝のことを考えて大きくセッティングを変更したのですが、方向性は合っていましたが詰め切れていない部分もあり、対策しながら走りました。オートポリスはチームのホームコースで、いろいろなことを試せたので、収穫は今年の中で一番ありました。今年はチームもドライバーも勉強の年としていますが、これを今後につなげ表彰台を目指したいと思います
小串康博:
スープラは富士24時間以来の2回目なので、今回はクルマに自分の走りを合わせることに専念したレースでした。レースの終盤ではオーバーステアになりましたが、ポテンシャルの高いクルマなのでこれから煮詰めていけば、九州チームも表彰台も狙えるクルマになると思います。残りの3レースでクルマをもっと煮詰めてもらい来年はもっと上を目指せるようにしたいです
久保正孝:
一昨年の富士24時間以来のチーム合流で、木曜日に初めてスープラに乗りました。クルマに自分をアジャストして走るつもりだったのですが、前のクルマに詰まったりしてなかなか自分の思いどおりにはならなかったレースでした。レース終盤のきつい最後のスティントに乗せてもらったことは、いい経験になりましたし勉強になりました。またチャンスがあれば乗りたいです
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