2019.09.14-15
ピレリスーパー耐久シリーズ2019(S耐)に参戦するTeam Noahの「AZIMUTH CIVIC TCR」は、
9月14〜15日にツインリンクもてぎ(栃木県)で開催された5時間耐久レース、
第5戦「もてぎスーパー耐久 5 Hours Race」のST-TCRクラス(全10台)に参戦。
クラス9位からスタートしたが、最初のピットイン時にトラブル箇所を発見。
その修復のために15分ほどを要したこともあり、その差は縮まらず7位でフィニッシュ。
3戦ぶりにチェッカーフラッグを受け完走した。
予選:9位 / 決勝:7位
福岡に本拠を置くTeam Noah(代表:清瀧雄二)は、
“九州に元気を!九州のモータースポーツにもっとワクワクを! “を合言葉に九州のレーシングチームとしてS耐にフル参戦。
2年目となる今年は参戦車両をホンダ・シビックTCRに変更した。
ドライバーは福岡在住の清瀧、熊本在住の塚田利郎、蘇武喜和というレギュラー3名に、第3戦富士24時間以来となる松本和之を加えた4名体制で臨んだ。
今回ST-TCRクラスには3車種10台が参戦した。
朝晩は涼しさを覚えるものの昼間は気温30°C近くまで上がるもてぎ。
今回性能調整が実施され、アウディRS3の最低車重が10kg軽減された。
これでシビックとの車重差は100kgとなり、ストップ&ゴーで直角ターンが多く、アップダウンもあるもてぎではシビックは苦戦しそうだった。
14日の公式予選は、A、Bドライバー2名のベストタイム合算で争う。
晴れたり曇ったりの天候で、Aドライバー塚田は2分6秒616で9位。
セッティングを変更して臨んだBドライバー蘇武も2分4秒063で6位。
ふたりのタイム合算で9位となった。
またCドライバー松本、Dドライバー清瀧もセッティングを確認し、翌日の決勝レースに備えた。
15日は青空が広がりスタート前には気温も28°Cでまだ高くなりそうだった。
12時4分に5時間レースがスタートした。ステアリングを握ったのは塚田。
しかしST-3クラスの車両に引っかかりなかなかこれをパスできず、フラストレーションのたまるレース展開となった。
しかし1台をかわしルーティーンピットインを間近に控えたころ、油圧のウォーニングラップが点灯。
29周でピットインした際に車両をチェックした。結果、小石か何かを拾ってオイルエレメントが変形し穴が開き、オイルが漏れていることを発見。
それを見つけるのに手間取り、交換作業に15分ほどを必要とした。クラストップから7周遅れで清瀧がコースへ。
清瀧がドライブ中にオイルを撒いて停車した車両があり、FCY(フルコースイエロー)からセーフティカーが導入。
清瀧は12周でピットインして松本に交代した。松本は長めの45周をそつなくこなし、最後は蘇武へ。
蘇武はここ2戦での鬱憤を晴らすかのような走りで38周を走り7位でゴール。
優勝した車両とは7周差で、序盤のトラブルがなければ上位争いに加わったことは間違いない。
今回の結果を11月9〜10日の最終戦岡山につなげていく。
塚田利郎:
ピットインする前の周に油圧低下の警告が出ました。あれがなければという感じですね。今年はSUGO以外で思い通りにいかず流れが作れていません。次は最終戦岡山ですが、来年につながるような内容にしてたいです
蘇武喜和:
久しぶりにチェッカーを受けることができました。監督が配慮してくれました。もっと上へ行ければもっと良かったのですが。今回の流れで最終戦の岡山では表彰台に乗って今年を締めくくりたいと思います
松本和之:
序盤のオイル漏れが残念でした。予選までは涼しくて良かったんですが、今日は一番長く走らせてもらって、暑さに合わせられなかったかなと。キャパのなさと慣れるのに時間がかかったのは反省。次はメカで頑張ります
清瀧雄二:
最初のピットインに7.5周分かかって、その7.5周差でゴールでしたから、たらればですが優勝した車両と1〜2位争いできたかなと。僕のパートはFCY出たら交代と決めていました。久々のチェッカーでうれしいですね。次は僕は乗りませんが、表彰台に立ってもらえるよう全力でサポートします。今日もメカがいい仕事をしてくれました
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