2019 AUTOPOLIS RACE

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AUTOPOLIS RACE

雨を味方にできず表彰台を逃す

2019.07.20-21

ピレリスーパー耐久シリーズ 2019(S耐)に参戦するTeam Noah の「AZIMUTH CIVIC TCR」は、
7月20〜21日にオートポリス(大分県)で開催された5時間耐久レース、第4戦「TKU スーパー耐久 in オートポリス」の ST-TCR クラス(全9台)に参戦。
クラスポールからスタートし、ゴールまで1時間を切った中で3位を走行中、コース上の水に乗ってクラッシュ。
5位完走という結果に終わり、残念ながら地元サーキットでの活躍はならなかった。

予選：1位 / 決勝：5位

福岡に本拠を置く Team Noah(代表：清瀧雄二)は、“九州に元気を！九州のモータースポーツにもっとワクワクを！“
を合言葉に九州のレーシングチームとして S 耐にフル参戦。2 年目となる今年は参戦車両をホンダ・シビック TCR に変更した。
ドライバーは福岡在住の清瀧、熊本在住の塚田利郎、蘇武喜和というレギュラー3名で、チームのホームコースでもあるオートポリスで表彰台の中央を目指した。
今回 ST-TCR クラスには3車種9台が参戦した。夏休みに入って最初の週末。例年であれば梅雨も明け真夏の太陽が照りつける時期ではあるが、
今年は梅雨末期の大雨に台風5号の影響もあり、この週末は天候不順となった。20日の公式予選は、A、B ドライバー2名のベストタイム合算で争う。
今にも雨が落ちてきそうな天候で、Aドライバー塚田は自身初めて2分の壁を破る1分59秒808で2位。
Bドライバー蘇武も1分59秒123で2位となったが、ふたりのタイム合算でクラスポールを獲得した。
またCドライバー清瀧は、降り出した雨のセッションでセッティングを確認し、翌日の決勝レースに備えた。

21日、朝の雨は上がったがコースはまだ濡れており、
各所にウェットパッチが残るようなコンディション。
11時34分に5時間レースがスタートした。蘇武は後続をしっかり抑えて
1コーナーをターンインしたはずが接触されハーフスピンを喫した。
しかし何とか持ち直し5位でバトルに加わり、さらに4周目には3位へ
順位を上げた。
コースはやがて乾いてきてライバル勢がタイヤ交換のためにピットインをする間に、蘇武は16周目にトップを奪還。弱い雨が落ちてきたが、コースを濡らすまでには至らなかった。蘇武はレインタイヤの磨耗もあり、26周でピットインして塚田に交代した。
塚田はドライタイヤに熱が入るまで苦労し2台に先行を許すが、タイヤが温まるとトップ2台と同等のラップタイムを刻み周回を重ねていった。

塚田はドライタイヤに熱が入るまで苦労し 2 台に先行を許すが、タイヤが温まるとトップ 2台と同等のラップタイムを刻み周回を重ねていった。
塚田は 64 周目にピットインし、ここで清瀧へ交代した。3位でコースへ戻った清瀧は走り慣れたオートポリスを安定したペースで周回し、
順位をさらに上げるべくチャンスを伺った。100周で清瀧はピットインし、再び蘇武へ。残り1時間20分ほどで逆転なるか？
しかし直後に雨がポツポツと落ちてきた。さらに雨量は増え109周でピットイン。ここでレインタイヤに履き替えた。
蘇武はコースに戻った次の周の100Rにできていた川に乗りコースオフ。さらにガードレールにクラッシュしレースを終えた。
レースは天候の回復が見込めないことから、セーフティカー導入後に打ち切り成立。
ホームコースの雨に足をすくわれて残念な結果となったが、規定周回数をクリアしていたことから5位完走となりポイントを追加することができた。
第5戦は、9月14日〜15日に、ツインリンクもてぎ(栃木県)において5時間レースとして開催される。

清瀧雄二：

速さは証明しつつありますし、まだ 2 年目のチームですからじっくりいきます。今回も良い経験になりました。レースですから仕方がありませんし、次に切り替えて全力で頑張ります。たくさんの応援ありがとうございました
塚田利郎：

荒れた天気をチャンスにしたかったですが、攻めた結果がこれなので仕方がないです。僕も交代して苦戦しましたが、好事魔多しというレースになりました。この 2 戦の借りは次のもてぎで返します
蘇武喜和：

つらい結果になりました。富士からの流れを変えたかったし、天候も味方してくれてこのままなら表彰台と思っていたのですが。もてぎもホームみたいなコースですし、次こそしっかり成績を残せるよう気合いを入れます