2022.6.3-5
ENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankookに参戦する「Team Noah HONDA CIVIC TCR」は、
6月3〜5日に富士スピードウェイ(静岡県)で開催されたシリーズ第2戦「NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース」のST-TCRクラスに参戦。
チームとして4年ぶりにシリーズ最大のイベントを制した。
予選:1位 / 決勝:1位
福岡に本拠を置くTeam Noah(代表:清瀧雄二)は、“九州に元気を!九州のモータースポーツにもっとワクワクを!“を合言葉に
九州のレーシングチームとして2018年よりS耐にフル参戦。参戦車両はホンダ・シビックTCRで、昨年は念願のクラスチャンピオンを獲得した。
今回のドライバーは塚田利郎、蘇武喜和、金丸ユウ、三浦康司、“J”、清瀧雄二の6名で臨んだ。
チーム初合流の金丸はルーツが熊本、三浦と”J”もチーム初合流で、”J”はS耐デビュー戦となる。
ST-TCRクラスは今回2台の出走で、全体では9つのクラスに56台がエントリー。富士は1.5kmのストレートを持つ国際コースで、
24時間レースは2018年に復活開催され、”SUPER TEC 24時間レース”としては5年連続開催。Team Noahは2018年大会でクラス優勝を遂げている。
3日の午後に行われた予選はA、Bドライバー2名のベストタイム合算で争い、塚田と蘇武のベストタイム合算の結果、総合15位、クラスポールポジションを獲得。
また金丸と三浦も基準タイムを難なくクリアし、”J”と清瀧もフリー走行を済ませた。
決勝レースは4日の14時59分にスタート。ステアリングを握るのはTCRジャパンシリーズでもシビックTCRの運転経験のある金丸で、ライバルの97号車シビックを寄せ付けない走りでトップを守って蘇武へ。予定では1スティントを1時間半としピットインのたびにドライバー交代をしていく。
そして三浦、塚田へつなぐと97号車シビックとの差は3周まで広がったが、油断は禁物。夜の帳が落ち花火も打ち上がり、金丸、蘇武に交代して日付が変わると、塚田、三浦へ交代。レースも半分を消化した夜中の3時半近くに、97号車シビックがトラブルでコース上にストップ。
この修復に時間を要し、2台の差は大きく広がった。明るくなった5時前には義務付けられた10分間のサービス(車両メンテナンス)タイムも消化し、清瀧、金丸、蘇武、”J”、金丸と順調に交代し周回を重ねた。
しかしゴールまで2時間となる直前に駆動系トラブルで緊急ピットイン。97号車シビックとの差は100周以上もあり、用心を期して4輪のハブを交換し清瀧がコースへ出た。
その後はピットで車両を待機させる余裕もあり、残り30分を迎える前に”J”がコースへ出て、15時過ぎに歓喜のトップチェッカーを受けた。
チームは4年ぶりの富士24時間制覇で、シリーズ戦は開幕から連勝となった。
第3戦は、7月9〜10日にスポーツランドSUGO(宮城県)において、グループ別3時間レースとして開催される。
MEDIA RELEASEはこちら(PDF)
塚田利郎:
予選から一度もトップを譲ることなくゴールできたのはちょっと意外でした。前半は3周差と簡単にひっくり返されるギャップだったので、マッチゲームでずっと緊張していましたが、相手のトラブルもあって楽になりました。実際こちらにもトラブルはありチェッカー受けるまではドキドキでした。それにしても4年ぶりの富士24時間優勝を飾れてとてもうれしく思います
蘇武喜和:
なかなか勝てない富士24時間でしたが、4年ぶりに勝てました。去年は97号車に対し逆の展開で苦しみましたが、今回は最低限のトラブルでゴールできて良かったです。メカさんたちもしっかり準備してくれました。レギュラードライバーは頑張ったし、スポットで乗ってくれたドライバーも自分のできることを力にしてくれたし、すごく良いチームワークでした。次のレースもこの勢いで勝ちたいです
金丸ユウ:
クルマ自体は乗り慣れていたこともあったので、蘇武さんと相談しながらセットアップを考え、チーム全体のバランスを見て24時間に向けたクルマ作りができました。走っている時もペースが良く、チーム一丸となって勝つことができて本当に良かったです。100Rでハブが壊れた時は飛びそうになりましたが、ハブだけで済んで良かったです
三浦康司:
スポットで参加させてもらいましたが、シビックTCRは初めて乗るクルマだったので、チームの皆さんに迷惑をかけないように一生懸命走りました。チームの皆さんの頑張りで勝たせてもらいました。しかも24時間レースの優勝で、本当にうれしいです
“J”:
初めてのS耐でゴール担当という大役を任されましたが、最後のチェッカー受けるまで油断せずドッキドキしながら走りました。本当にチームの皆さんのおかげで、チームワークって大事だなと思いました。人生も仕事もすべてチームワークが大切ですが、S耐はそれが究極ですね。素晴らしいドライバーさんの中で走れたことは僕の宝です。S耐にはまた出ます
清瀧雄二:
富士24時間は毎年いろんなことがあります。今年はハブのトラブルがあっただけで壊れませんでした。いろいろと進化しているのでしょうね。このレースではメカニックが本当に良く仕事をしてくれました。あとマネージャーも本当に大変だったと思います。もちろんドライバーも頑張りました。今回のポイントは大きいので、今季もチャンピオン目指して頑張ります
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