2025.4.26-27
Team Noah「マッハ車検GR Supra GT4 EVO2」は、4月26〜27日に鈴鹿サーキット(三重県)で開催された
ENEOS スーパー耐久シリーズ2025第2戦「SUZUKA 5時間レース」に参戦。
特別スポーツ走行から調子が良く、予選クラス4位からスタートしてトップ争いを展開したが、
ラジエターに穴が開くというまさかのトラブルが発生。修復に時間を要し11位完走という結果に終わった。
予選:4位 / 決勝:11位
福岡に本拠を置くTeam Noah(代表:清瀧雄二)は、“九州に元気を!九州のモータースポーツにもっとワクワクを!“を合言葉に
九州のレーシングチームとして2018年よりS耐に参戦を開始。2021〜22年はホンダ・シビックTCRでST-TCRクラスチャンピオンを獲得した。
2023年は車両をGR Supra GT4 EVOにスイッチし、激戦区クラスであり国際的にも人気を集めるGT4車両によるST-Zクラスへクラス替えをした。
昨季はGR Supra GT4 EVO2を投入。今回は昨年3戦に参戦した下垣和也がAドライバーを担当し、Bドライバーに若手の冨田自然(あるが)、
Cドライバーに大分出身の森田真心(こころ)、Dドライバーに加藤正将を据えた。
今回の5時間耐久レースに出走した車両は、全8クラス計52台。激戦のST-Zクラスには、中国から初参戦のチームを含め、
GRスープラ、Z、ポルシェ・ケイマン、メルセデスAMG、アウディR8と国内外のGT4マシン5車種計12台がエントリーした。
レースウィークは24〜25日に練習走行が実施されたが、25日朝の走行ではクラストップを奪うなど好調な走り出しとなった。
A、Bドライバー2名のベストタイム合算で争う公式予選は気温20℃の14時にスタート。鈴鹿を走り込んでいる下垣が5位、冨田がコースレコード更新の3位でタイム合算の結果クラス4位/総合12位。また森田と加藤も難なく基準タイムをクリアした。
27日の決勝は晴れ/ドライで気温22℃、路面温度34℃という初夏の陽気となった11時5分にスタート。冨田がオープニングラップで順位を一つ上げトップ争いに加わった。スタートから40分ほどでクラッシュした車両がありFCY(フルコースイエロー=制限速度50km/hで追い越しとピットイン禁止)となったが、その後も混乱は続きスタートから1時間15分が経過したジェントルマンドライバーの乗車義務時間が終わる時点までFCYは計4回も導入となった。富田は20周目に順位をひとつ落としたが、それでもトップの見える位置を走行していた。
冨田は39周でピットインし森田にバトンを渡した。このピット作業では給油のみでタイヤ交換は行わず森田はクラストップでコースに戻った。
その数分後にこの日5回目のFCYが導入され、その解除後に2台に抜かれ3位へ順位を落とした。
それでもトップ争いから引き離されないように走行していた森田だったが、いきなりエンジンが噴けない状況に。
52周目には4位へ順位を落とし56周で緊急ピットイン。ここで下垣に交代しコースへ戻るが、わずか2周で再びピットインしガレージへ入ることになった。
車両からはクーラントが漏れておりその箇所を探し、ラジエターの交換作業は1時間30分余にわたった。
勝負権は既になくなっていたが、修復後は下垣が最後までドライブし83周でチェッカーを受けクラス11位/総合45位という結果となった。
今回も残念な結果となったが車両の調子は良く、万全の準備でシーズン最大の山場となる第3戦富士24時間(5月30日〜6月1日)に臨む。
MEDIA RELEASEはこちら(PDF)
下垣和也:
交代してすぐにコースに出ると制御が掛かっているランプが点いて全然パワーも出ないのですぐに戻りました。アンラッキーとしか言いようがありません。今回は結構勝負権がありクルマもドライバーもいい状態でしたので、いいところに行けるのかなと思っていたら、ラジエターに穴が開いていました。多分何か拾ってパンッと当たったんでしょうね。次出場を予定している岡山では頑張ります
冨田自然:
序盤は2位に少し離されましたが徐々に追いついて、タイヤがタレてからは逆転して2位で次のドライバーにつなぎたかったのですが。レースウィークを通してみんなで、ああでもないこうでもないと悩みながらいいクルマに仕上がって、すごくいい方向に向かっています。もう少しで表彰台や優勝を狙えるところに来ていると思いますし、今回はいい感じだっただけにもったいないですし悔しいです
森田真心:
周りがタイヤ交換をしている中、僕たちはタイヤ無交換で行ったので結構きついところはあったのですが、あのまま乗っている感じでは2〜3番で下垣さんに渡して、最後は加藤さんに交代して表彰台を狙えたと思うので今日の結果は悔しいです。木金とみんなで協力し合っていいクルマになりすごく感謝しています。去年は苦しい一年でしたが、次の富士24時間では勝ちにいきたいと思っています
加藤正将:
木曜からチームと合流して走り出し、決勝を想定したセットアップとデータのすり合わせやちょっとしたコーチングなど、少しはチームのお役に立てたのかなと思います。今回のレースは状況的に3番手には行けたのではないかと思います。最後、僕に交代する時にタイヤ無交換ということも考えていました。今回は残念な結果になりましたが、今後も乗るチャンスがあると思っていますし頑張ります
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