Race1 2025.03.22
Race2 2025.03.23
Team Noah「マッハ車検GR Supra GT4 EVO2」は、3月22〜23日にモビリティリゾートもてぎ(栃木県)で開催された
ENEOS スーパー耐久シリーズ2025第1戦「もてぎスーパー耐久 4Hours Race」に参戦。今回は変則的に4時間レースが2本開催されたが、
22日のRace1ではマシントラブルのため、23日のRace2ではサスペンションアームが折れてリタイア。この結果を今後の糧とする。
Race1予選:7位 / 決勝:リタイヤ
Race2予選:9位 / 決勝:リタイヤ
福岡に本拠を置くTeam Noah(代表:清瀧雄二)は、“九州に元気を!九州のモータースポーツにもっとワクワクを!“を合言葉に
九州のレーシングチームとして2018年よりS耐に参戦を開始。2021〜22年はホンダ・シビックTCRでST-TCRクラスチャンピオンを獲得した。
2023年は車両をGR Supra GT4 EVOにスイッチし、敢えて激戦区クラスであり国際的にも人気を集めるGT4車両によるST-Zクラスへクラス替えをした。
昨季はGR Supra GT4 EVO2を投入。今季は熊本在住の塚田利郎、昨年ドライブした下垣和也、チーム代表の清瀧がAドライバーを担当し、
Bドライバーに若手の冨田自然(あるが)、Cドライバーに大分出身の森田真心(こころ)を基本に、今回はDドライバーにもてぎが地元の加藤正将を加えた体制ととした。
開幕戦のAドライバーはRace1を塚田、Race2を清瀧が担当する。
今回のレースに出走した車両は、全10クラス計60台。ST-Zクラスは、GRスープラ、Z、ポルシェ・ケイマン、メルセデスAMG、アウディR8と
国内外のGT4マシン5車種計11台がエントリーした。レースウィークは20〜21日に特別走行、専有走行が実施されセッティングを煮詰めていたが、
21日最後のセッションでクラッシュを喫し、メカニックは翌朝5時までかけて車両を整備した。
A、Bドライバー2名のベストタイム合算で争うRace1の公式予選は気温10℃、路面温度13℃と冷えた22日朝に行われ、塚田と冨田のタイム合算の結果クラス/総合7位。また森田と加藤も難なく基準タイムをクリアした。
Race1は決勝は晴れ/ドライで気温23℃、路面温度31℃という22日13時4分にスタート。まずは塚田がステアリングを握り10位でステディに周回。前を走る車両を追い抜こうかという18周目のV字コーナー先で突然電源が落ちた。
キルスイッチをOFF/ONにすることでエンジンがかかりコースに戻ったが、21周目の3〜4コーナーで再び電源が落ちた。車両はピットインして応急工事を行い、塚田が再びコースインするも24周でピットへ。
トラブルの原因が分からないまま冨田がコースへ出たが、リヤにトラブルを抱えているようで、38周でピットインし加藤に交代し43周で森田に交代。53周でチェッカーは受けたが周回数不足で完走とならなかった。
翌23日は暖かくなり気温16℃、路面温度23℃の8時30分からのRace2公式予選に臨んだ。
前日のRace1でリタイアした車両があり出走台数は10台となり、清瀧と冨田のタイム合算でクラス9位/総合15位となった。
決勝は気温23℃、路面温度32℃と汗ばむほどの陽気となった12時34分にスタート。
8番グリッドからスタートを担当した冨田は、オープニングラップで3台をかわし3周目には4位まで一気に順位を上げた。
しかしジャンプスタートと裁定されドライブスルーのペナルティを受け10位へドロップ。
しかしそこから追い上げ22周目には7位、35周目に6位へ順位を戻したが緊急ピットイン。
左リヤのアームが折れ、スペアパーツがないことからこれでリタイアを喫すこととなった。
今回は残念な結果となったが、車両を整備して4月26〜27日の第2戦鈴鹿5時間に臨む。
MEDIA RELEASEはこちら(PDF)
塚田利郎:
スタートからしばらく走っていて51号車に追いついた直後にいきなり電気が落ちました。ピットに入って修復してからも同じように電気が落ち、危うく他の車両と接触するところでした。簡単に直るようなトラブルではないと思います。久しぶりのレースはクルマのブレーキも進化していて速くなったことで楽しみにしていましたが、残念な結果になりました。次は富士24時間で出場することになりますが、楽しく走りたいです
清瀧雄二:
金曜日に10数年ぶりにクラッシュを喫してしまいましたが、すべての原因は僕です。今日はアームが金属疲労で折れてしまいましたが、代えの在庫が昨日の時点でありませんでした。この経験を今後に生かしていきたいと思います。今年のクルマは速くなり戦闘力が高くなったと思います。実際冨田選手が上位まで追い上げました。次は彼のホームコースである鈴鹿ですし、結果につなげたいと思います
冨田自然:
最初のレースは電装系のトラブルで、それが解消すると別のトラブルが出てしまいました。次のレースはせっかくスタートを任せてもらえたのに初歩的なミスで悔やまれます。レースは追い上げている最中に90度コーナー出口で足回りが壊れたのでピットインしました。去年1年間苦労して来たおかげで今年はとても良いクルマに仕上がって来ていると思うので、次は表彰台目指して頑張りたいですし楽しみです
森田真心:
今年はチームに迷惑のかからないようなレースをしていきたいと思っています。金曜までのプラクティスの時はクルマもすごく良い状態だったので、僕も大分進化して来たなと感じられるようになりました。Race1決勝ではトラブルが出てあまり走ることはできなかったのですが、マシンさえ万全になればと思います。次以降もチャンスがあると思うので、結果につなげられるように頑張っていきたいと思います
加藤正将:
今回チームに初めて合流しましたが、他のメンバーからはブレーキの性能を含めてすごく向上しているということで、合わせ込みを行ました。冨田選手のセッティングとは遠くなかったのでセットアップは進めやすかったです。クルマ自体は速くなっており十分優勝争いにも食い込んでいけると思っています。今回はあまり乗ることができませんでしたが、またチャンスがあれば一緒に戦いたいと思います
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