2024.10.26-27
「マッハ車検GR Supra GT4」は、10月26〜27日に岡山国際サーキット(岡山県)で開催された
ENEOS スーパー耐久シリーズ2024第6戦「スーパー耐久レース in 岡山」に参戦。激戦区のST-Zクラス11台中7位で完走を果たした。
予選:7位 / 決勝:7位
福岡に本拠を置くTeam Noah(代表:清瀧雄二)は、“九州に元気を!九州のモータースポーツにもっとワクワクを!“を合言葉に
九州のレーシングチームとして2018年よりS耐に参戦を開始。2021〜22年はホンダ・シビックTCRでST-TCRクラスチャンピオンを獲得した。
昨年は車両をGR Supra GT4 EVOにスイッチし、敢えて激戦区クラスであるST-Zクラスへクラス替えをして多くのデータを収集した。
今季はGR Supra GT4 EVOの新車を投入。新たなスポンサーを迎え、車名、カーナンバーも変更し、金丸ユウをエースドライバーとした。
今回はFIA-F4やTCR Japanで活躍し、金丸と組んで今季のGTワールドチャレンジアジア第9戦鈴鹿で総合優勝したHIROBON選手を初めて迎え、
大分出身の森田真心(こころ)、ST-3クラスで鍛えた冨田自然(あるが)の計4名でレースに臨んだ。
今回の岡山3時間レースに出走した車両は、すべての9クラスで59台。ST-Zクラスは、GRスープラ、Z、ポルシェ・ケイマン、メルセデスAMG、アウディR8と国内外のGT4マシン5車種計11台がエントリーした。
参加台数が多くサーキットもコンパクトなため、2つのグループに区分され、ST-Zクラスは合計6クラス32台のグループ1として決勝が行われることになった。26日の午後に行われた公式予選はA、Bドライバー2名のベストタイム合算で争い、HIROBON選手と金丸のタイム合算の結果、クラス7位、総合16位となった。
27日は午前中にグループ2の決勝が行われたが、気温21℃、路面温度28℃というコンディションの13時32分、スタートが切られた。ステアリングを握るのはこれまでのGT4車両のドライブ経験も豊富なHIROBON選手。スタートの混乱をくぐり抜けオープニングラップでクラス6位へ順位を上げたが、初めてのGT4スープラに手こずり5周目には8位へ順位を下げることになった。それでもその順位をしっかりキープし、60分という義務周回時間をクリアして、7位へ順位を上げた35周でピットイン、給油を済ませ冨田へ交代した。この際タイヤは交換せず冨田は自分のパートを8位という順位を守って周回を重ねた。
スタートから2時間経過を前に雨がパラパラと落ちて来てコースを濡らしたが、冨田はミスなくコースにとどまりバトルを続けた。
レースも2/3を経過する頃には2回目のピットインをする車両も出始め、冨田は61周目には濡れた路面にてこずる20号車Z、67周目には25号車Zをかわし
5位へ順位を上げ71周で2回目のピットインしここで金丸に交代。給油とタイヤ交換を行った。
このレースは3時間と距離が短く今回は2回のピットインで済むため、森田の出走予定はない。
アンカーの金丸はクラス9位でコースに戻り、74周目にはマッハ号のベストラップタイムである1分38秒863をマーク。
80周を過ぎたあたりから19号車と22号車のポルシェ2台と7位争いを繰り広げた。しかしこのグループから抜け出すことはできず9位となった。
終盤に3位を走行していた車両がマシントラブルでストップしたことで8位でチェッカーを受けたが、レース後の再車検2位の車両が失格となり、
結果的にはクラス7位という結果を残し今季参戦した5戦すべてで完走を果たした。前回は四輪脱輪が多く2回のドライブスルーペナルティを受けてしまったが、
今回はそういったペナルティも大きなミスもなかったが、BoP(性能調整)の影響でGRスープラ勢には速さがなかった。
次の第7戦(最終戦)は11月16〜17日に富士スピードウェイにおいて4時間レースとして開催される。
MEDIA RELEASEはこちら(PDF)
HIROBON:
自分のスティントはミスなく走れたと思います。スタートは良かったのですが周りはプロばかりだったので抜かれてしまいましたが、求められた走りはできたのかなと思います。GT4仕様のスープラは初めてでしたからいい経験になりました。それに初めてのチームで走りましたが、無茶無茶いいチームでしたし楽しくレースができました。またチャンスがあればチャレンジしたいですね
金丸ユウ:
僕に代わる時にタイヤ交換もしたのですが、あれで10秒ほどロスがありました。それがなければもう少し上の順位に行けたとは思いますが表彰台は厳しかったですね。最初のピット作業でタイヤ交換をしていなかったので、規定で交換しないといけませんでした。スープラはBoPの影響もありますが、ストレートが遅いのがきついです。ただチームは前進しているので引き続き頑張ります
森田真心:
今回はドライバー3名でこなせるレースということもあり決勝でドライブするチャンスはありませんでしたが、いつでも交代できる気持ちを持ち続けレースに入ることができました。次は24時間でもドライブした富士なので、頑張って良い走りをして貢献したいです
冨田自然:
雨は得意なので僕にとってはラッキーなスティントでした。追い上げることはできましたが、雨のおかげでタイヤも助かったかなという感じでした。クルマ、セッティング、全体の底上げなど新たな課題が見えてきました。Dドライバーなので本来は乗れないはずだったのですが、走らせてもらって仕事ができたのかなと思います。今回も得られるものがあったので、それを糧にして次も頑張ります
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