2024.9.28-29
「マッハ車検GR Supra GT4」は、9月28〜29日に鈴鹿サーキット(三重県)で開催された
ENEOS スーパー耐久シリーズ2024第5戦「SUZUKA S耐 5時間レース」に参戦。激戦区のST-Zクラス13台中9位で完走を果たした。
予選:11位 / 決勝:9位
福岡に本拠を置くTeam Noah(代表:清瀧雄二)は、“九州に元気を!九州のモータースポーツにもっとワクワクを!“を合言葉に
九州のレーシングチームとして2018年よりS耐に参戦を開始。2021〜22年はホンダ・シビックTCRでST-TCRクラスチャンピオンを獲得した。
昨年は車両をGR Supra GT4 EVOにスイッチし、敢えて激戦区クラスであるST-Zクラスへクラス替えをして多くのデータを収集した。
今季はGR Supra GT4 EVOの新車を投入。新たなスポンサーを迎え、車名、カーナンバーも変更し、金丸ユウをエースドライバーとした。
今回も前戦に続きST-Zクラスのレース経験もある下垣和也、今季のGTワールドチャレンジアジア鈴鹿戦第9戦で総合優勝した金丸、
大分出身の森田真心(こころ)、ST-3クラスで鍛えた冨田自然(あるが)の計4名でレースに臨んだ。
今回の鈴鹿5時間レースに出走した車両は、8クラス56台。ST-Zクラスは、GRスープラ、Z、ポルシェ・ケイマン、メルセデスAMG、アウディR8と国内外のGT4マシン5車種計13台が出走した。蒸し暑い28日の午後に行われた公式予選はA、Bドライバー2名のベストタイム合算で争い、下垣と金丸のタイム合算の結果、クラス11位、総合19位となった。
29日の午前中に1時間ほどの降雨がありコースはウェットコンディションに。しかし各車両がコースインする頃には雨も止んだ。コースはまだ濡れておりタイヤ選択が悩ましかったが、スタートドライバーがS耐経験の浅い森田ということも考慮しレインタイヤを選択した。曇り、気温24℃の11時50分、ウォータースクリーンを巻き上げて5時間レースがスタートした。
森田は濡れた路面でスリックタイヤがグリップしない中、5台を抜き去りクラス7位総合14位へ。さらに次の周でも1台をかわした。しかしオープニングラップで後方の車両がピットロード入口でクラッシュしたことから、2周目にFCY(フルコースイエロー)からセーフティカー(SC)が導入されることになった。SCランは5分間続いたが、予想以上に急速に路面は乾き3周目からレインタイヤよりもスリックタイヤの方がラップタイムが上回るようになると、森田は周回ごとに順位を落とし、たまらず8周でピットイン。ここでスリックタイヤに交換したが、順位はクラス10位総合33位まで下がることとなった。
森田はそこからペースを上げて周回ごとに総合順位を上げ29周目にはクラス10位総合23位とし1時間15分が経過した30周でピットイン。
ここでジェントルマンドライバーの下垣に交代した。比較的鈴鹿を走り込んでいる下垣は、GT4車両の挙動に合わせながら大きなミスもなく周回を重ね、
ジェントルマンドライバーの義務周回時間1時間15分を走り終えクラス10位総合20位の60周でピットイン。ここで金丸がコクピットに収まった。
金丸は総合25位でコースに戻り徐々に総合順位を上げるも、複数回の走路外走行によるペナルティストップもありクラス順位は10位からなかなか上げられない。
それでも90周目にはクラス9位総合16位まで順位を挽回し、95周でピットイン。ピットワークもミスなくアンカーの冨田をコースへ送り出した。
冨田は2分15秒625のベストラップを叩き出しながら周回を重ねるも、ピットロードの速度違反のペナルティを受け、前の車両に追いつくことはできず117周でチェッカー。
クラス9位総合15位ながら、しっかり4戦連続で完走した。
次の第6戦は10月26〜27日に岡山国際サーキットにおいて2グループ区分の3時間レースとして開催される。
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下垣和也:
大変なレースでした。鈴鹿のレース村出身で走り慣れているコースなのですが、このスープラに慣れていないというか、もうちょっとうまく乗ってコントロールできないとダメですね。次は富士で乗りますが、乗るたびに慣れて来てはいるので、頑張って走ります
金丸ユウ:
なかなかセットが決まらず今週はありとあらゆることをやって来ましたが、時間が足らない状態でした。今回もスープラ勢は他のチームも含め苦戦していました。走り込むことで得られる引き出しがもっとあれば良いのでしょうが、毎回手探り状態です
森田真心:
序盤FCYが出るまではウェットタイヤで速く走れたのですが、台数も多くコースが乾くのが早く、無線のやり取りもうまくできずロスした時間も大きかったです。今回もタイムには全く満足はしていません。岡山は初めてではありませんが、速く走れるよう頑張ります
冨田自然:
珍しくニュータイヤで走らせてもらったのですが乗りやすくて感動しました。ただ周回を重ねていくうちにセッティングの甘さが分かったので、しっかりチームにフィードバックして今後に生かしていきたいです。もっとデータを集めてクルマを仕上げていきます
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