「Team Noah HONDA CIVIC TCR」
ST-TCRクラスでシリーズを連覇

2022.9/3-4

ENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankookに参戦する「Team Noah HONDA CIVIC TCR」は、
9月3〜4日にモビリティリゾートもてぎ(栃木県)で開催されたシリーズ第5戦「もてぎスーパー耐久レース5Hours Race」のST-TCRクラスに参戦。
今季参戦した4戦で4連勝を遂げ2年連続でクラスチャンピオンを確定させた。

予選:2位 / 決勝:1位

「Team Noah HONDA CIVIC TCR」<br>ST-TCRクラスでシリーズを連覇

福岡に本拠を置くTeam Noah(代表:清瀧雄二)は、“九州に元気を!九州のモータースポーツにもっとワクワクを!“を合言葉に
九州のレーシングチームとして2018年よりS耐にフル参戦。参戦車両はホンダ・シビックTCRで、昨年は念願のクラスチャンピオンを獲得した。

今回は清瀧、蘇武喜和、”J”、芳賀邦行のドライバー4名で臨んだ。”J”は富士24時間以来、芳賀は昨年鈴鹿大会以来のチーム合流となった。
ST-TCRクラスは今回も2台の出走で、全体ではST-3クラスを除く8つのクラスに51台が参加した。
もてぎは短いストレートを90度ターンでつないだ前半区間とテクニカルでアップダウンに富む後半区間からなり、
タイヤとブレーキに厳しいサーキット。Team Noahとしては今回のレースで優勝し、2年連続でチャンピオンを確定したいところ。

MOTEGI RACE

気温26℃ながら蒸し暑い3日の午後に行われた予選はA、Bドライバー2名のベストタイム合算で争い、清瀧と蘇武のベストタイム合算の結果、総合21位、クラス2位となった。”J”、芳賀も基準タイムを難なくクリアした。

4日の決勝レースは、気温28℃で曇天というコンディション。5時間レースは11時4分にスタート。今回スタートを担当したのは”J”で、ラップタイムが近いST-2クラスの車両とバトルをしながら周回。18周目にクラストップの97号車シビックが車両のトラブルで緊急ピットイン。これで”J”は難なくクラストップに躍り出ることとなった。”J”は約1時間、30周をドライブしてピットイン。ここで清瀧に交代した。清瀧はマシントラブルが起きないよう細心の注意を払いながら周回。交代直後には29番手まで落とした総合順位を19番手まで回復して65周でピットインした。

清瀧からバトンを受けた蘇武は、交代直後の1コーナーで4台の車両が横並びとなる”4ワイド”の状態で、左側にいた車両と接触。
相手がコースオフして順位を落としたことで、76周目にドライブスルーのペナルティを消化。
しかし、トラブルを解消しクラス2番手を走行する97号車シビックとは11周の差があった。

蘇武は83周目にこの車両のベストタイム2分8秒347をマークし総合17番手まで順位を上げ、残り1時間となった15時過ぎに104周でピットイン。
ここでアンカーの芳賀に交代した。芳賀のドライブ時には既に細かい車両のトラブルが出ていたが、
終盤には蘇武のベストタイムに迫る2分8秒台をマークするなど力走し、総合19位でクラス4連勝を遂げ、2年連続でクラスチャンピオンを確定させた。

次戦第6戦(岡山国際サーキット)はライバルの97号車シビックが参加しないため、Team Noahもスキップし、
11月26〜27日に鈴鹿サーキットで開催される最終戦に参加予定。

MEDIA RELEASEはこちら(PDF)

  • 清瀧雄二:

    おかげさまで今年もチャンピオン取れました。ただレースの中身としては悔しい結果です。予選も決勝のラップタイムも30kgのウェイトハンディがあるものの、まだドライビング、セットアップ共にまだやれることがあったなという反省もあります。気持ちでは悔しいけれど、今回も勝てたので結果オーライです。最終戦も優勝を目指して戦います

  • 蘇武喜和:

    疲れました。ペナルティを受けたのは、1コーナーで4ワイドになって避けきれずに押し出しちゃいました。相手には申し訳ないという気持ちです。今回(97号車シビックには)スピードでも負けていたのですが、メカさんたちが先手を打ってトラブルシュートをしてくれたおかげでチェッカーを受けることができました。チーム力が上がって来たなと感じるレースでした

  • “J”:

    タイトル獲得に絡むことができ、ありがとうございます。前回は富士24時間レースでしたが、今回はガチンコの5時間レースということで、そんな環境で皆さんと一緒に走れたというのはものすごい経験になりました。前回とは違う内容のレースということで、次のレースにつながると思います。前回はチェッカードライバー、今回はスタートドライバーといい役をもらえました

  • 芳賀邦行:

    今年はこのもてぎだけ乗ることになりました。今回の決勝ではクルマはいろいろなトラブルを抱えていて、まともな状態ではなかったのですが、満身創痍でも最後までつなげられたかなと思います。みんながタスキをつなげてくれたので、何とかチェッカーまで持って行けたので良かったと思います。チャンピオン獲得に少しは貢献できたのかなと感じています

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