2021.4.17-18
スーパー耐久シリーズ2021 Powerd by Hankookに参戦するTeam Noahの「おとぎの国 CIVIC TCR」は、
4月17〜18日にスポーツランドSUGO(宮城県)で開催されたS耐シリーズ第2戦「SUGOスーパー耐久3時間レース」のST-TCRクラスに参戦。
ST-TCRクラスは1台のみの参戦だったが、無事完走で2戦連続のクラス優勝を果たした。
予選:1位 / 決勝:1位
福岡に本拠を置くTeam Noah(代表:清瀧雄二)は、“九州に元気を!九州のモータースポーツにもっとワクワクを!“を合言葉に
九州のレーシングチームとして2018年よりS耐にフル参戦。昨年は新型コロナ感染症の影響で参戦を見合わせたが、今季は2年ぶりに復帰を果たした。
参戦車両は一昨年同様ホンダ・シビックTCRで、ドライバーは塚田利郎、蘇武喜和、霜野誠友、清瀧雄二という体制で臨んだ。
今季のST-TCRクラスは参加台数が減り、今回も1台だけの出走となった。
したがって今回の目標もレースの完走と、ひとつ上のクラスであるST-Zクラス(14台)の中団ぐらいでのゴールと設定した。
17日は気温14℃とこの時期の東北地方としては暖かいものの、朝から雨。午後の公式予選までに雨は上がったが、コースは完全ウェットコンディション。
公式予選はA、Bドライバー2名のベストタイム合算で争い、塚田と蘇武のベストタイム合算の結果、総合で23位、ST-Zクラス相当では14位というポジションだった。
霜野も問題なく基準タイムをクリア。清瀧は予選には出走しなかったが、大会審査委員会により決勝レース出走が認められた。
18日は朝から晴天。しかし時おり冷たい突風が吹き、
黒い雲がかかるとパラパラと雨粒が落ちることもあったが、路面を濡らすまでには至らなかった。
Gr.1の決勝レースは12時57分にスタート。スタートドライバーの塚田はST-Zクラスの2台に挟まれる形で周回。
途中前の車両を抜きにかかった際にST-Xクラスの車両2台と4台が並び冷やりとするシーンもあったが、
目の前の車両をかわし、50分間の運転のノルマを消化した35周でピットイン。蘇武に交代した。
蘇武は接近戦を繰り広げるST-XクラスやST-Zクラスのバトルに注意をしながら、途中給油のためにピットイン。
燃費的にギリギリであったことと、最後のピット作業での時間短縮を狙ったものだった。
さらに蘇武は1分28秒113というコースレコード(1分27秒810)に迫るタイムをマークして50周を周回。残りの50分弱を霜野に託した。
しかし交代直後に、SPアウトコーナーの先で2台の車両が激しくクラッシュするアクシデントが発生したことから、
セーフティカー(SC)が導入。コース上のオイルを処理するために、赤旗が掲出され32分を残してレースは中断となった。
オイル処理も終わり残り14分でSC先導によりレースは再開、残り9分の時点でバトル再開となった。
霜野は水温が上昇したために一度ピットインしてチェック。最後は蘇武を上回る1分28秒049というベストタイムをマークし、
無事94周を走りきり2戦連続の完走で2連勝を遂げた。総合順位は21位、ST-Zクラスでは12位相当だった。
第3戦は、5月21〜23日に富士スピードウェイ(静岡県)においてシリーズ最長の24時間レースとして開催される。
MEDIA RELEASEはこちら(PDF)
塚田利郎:
4ワイドになったシーンでは接触もありましたが車両にはダメージもありませんでした。ドライ路面で走ることができて、ようやくこのコースを楽しめるようになりました。富士24時間ではホンダに24時間初優勝をプレゼントしたいですね。
蘇武喜和:
レース中にコースレコードを更新しようと狙って走りましたが、なかなかそう簡単にはいきませんね。これまで予選は良くても決勝がということが多かったので、今回はそのあたりも改善。24時間に向けて良い準備ができました。
霜野誠友:
出てすぐにSCになったのですが、水温が高くなったのでピットイン。問題はありませんでした。金曜日に予選シミュレーションで1分27秒76が出たのですが、決勝レースでは時間切れでした。富士24時間も頑張ります。
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